皆さんこんばんは。persheyです。
のっけから謎のタイトルに困惑している人もいるかもしれませんが、今回は料理記事です。
そもそも『坊さんの気絶』とは何だ?
『坊さんの気絶』とは、正式名称を
「パトゥルジャン・イマーム・バユルドゥ」
というトルコ料理です。それぞれ
パトゥルジャン=おナス、イマーム=高僧=坊さん、バユルドゥ=気絶
という意味で、「あまりの旨そうな匂いに高僧が気絶した」逸話が由来だそうな。
あまりトルコには馴染みがない生活をしている人が多いと思いますが、
トルコと言えば世界三大美食料理の一つに数えられるほど食文化豊かな国で、非常に多くの
料理レシピが存在しているらしいので、色々調べてみるの良いかもしれません。
『坊さんの気絶』に必要な材料
今回は初回なのでスタンダードな『坊さんの気絶』という事でシンプルな材料で調理しました。
それがこちら↓↓
<材料>
- なす ・・・ 3本
- にんにく(みじん切り) ・・・ 小さじ1 ※おろしにんにくでも可
- カットトマト缶 ・・・ 1缶(1パック)
- オリーブオイル ・・・ 大さじ1&大さじ3
- 玉ねぎ (みじん切り) ・・・ 1個分
- 塩・胡椒 ・・・ 適量(お好みに合わせて調節してね)
比較的揃えやすいものばかりですね。カットトマト缶はホールトマト缶でもいいですが、
果肉を潰す手間があるので、特にこだわりが無ければカットをお勧めします。
『坊さんの気絶』の作り方(概要:トマトソース→ナス焼く→合体)
それでは、さっそく調理行程に入っていきましょう。
せっかちな人向けに3行で説明すると、
下準備してからトマトソースを作り、
ナスをじっくり加熱して柔らかくしてから、
最後に合体させて蒸し焼きにする。
坊さんの気絶とはそんな料理です。
下準備:なすの皮を剥く/玉ねぎをみじん切りにする(粗目でOK)
なすの皮を剥いておかないとこの後の焼きの行程でナスが柔らかくなりづらいので、
縞模様になるよう間隔をあけてピーラーで剥きます。
その後、焼くまで塩水に漬けておくことで変色を防止しましょう。
また、玉ねぎ1個を粗目のみじん切りにします。
普通に包丁でみじん切りしても良いのですが、結構面倒なので
我が家ではBRUNOのマルチスティックブレンダーを使っています。
元々はスムージー用ですが、アタッチメントを変えてフードプロセッサーにもなり結構便利です。
泡立て器は今のところ出番がありませんが、まあそのうち使うでしょう。
さて、これで下準備は完成です。ここからまずはなすに挟むトマトソースを作りましょう。
本手順①:オリーブオイルをフライパンで熱し、にんにくを中火で炒める
オリーブオイル大さじ1を中火で熱し、オイルが抵抗なくフライパン上を移動するようになったら、
にんにくのみじん切り小さじ1を投入します。手で仰いでみて、にんにくの香りがしたら次の手順へ。
本手順②:玉ねぎのみじん切りを入れて中火で炒める
玉ねぎのみじん切りを投入して、これも中火で炒めます。
ここがトマトソースのうま味の一部になるので、焦げすぎないようにしてください。
若干玉ねぎの一部が茶色になるまで炒めたら、次に移ります。
本手順③:カットトマト缶を1パック投入し、塩と胡椒で味を調節する
ちょっとした地獄みたいな色合いになってますが、トマト缶を1パックがっつり投入します。
その後、塩・胡椒をお好みの分振って、味を調節します。
トマト缶の水分で煮るイメージで、フライパンで蓋をして中火~弱火で3~4分加熱します。
さて、ここまででトマトソースが出来たので火を止めて別の皿に取っておきましょう。
本手順④:なすを多めのオリーブオイルで焼き、柔らかくする
次は大事なボディとなるなすの調理です。
多めのオリーブオイル大さじ3をフライパンに引き、なすを弱火で焼きます。
蓋をしながら5分程度焼くと、焼き目がつき、油が全体に染みて柔らかくなります。
本手順⑤:なすに包丁で切り込みを入れ、スプーンで中を広げる
なすに具を詰めるため、包丁で切腹します。
切腹後は上の写真のようにスプーンで詰められる面積を広げると良いです。
本手順⑥:トマトソースをなすに詰めてフライパンで蒸し焼きにする
切腹したあとのなすにトマトソースを出来るだけ詰めてフライパンに戻します。
そのあと、水を少々(フライパン一面に薄く広がるくらい。分量外)加えて、
弱火で5分程度蒸し焼きにしたら完成!
鮮やかな赤色と紫色のコントラストが良い感じですね。期待が持てます。
感想:おいしい!
さて、お味の方はと言うと…かなりおいしいです!
トマトソースに入れたニンニクと玉ねぎでコクが出ていて、トマトの旨味とマッチしています。
この組み合わせ自体はトマトパスタのソースとほぼ同じなので美味しくて当たり前なんですが、
今回はそこになすのとろける食感が加わったことでかなり官能的な味わいになりました!
材料が野菜だけで出来ているヘルシー料理にしては、結構食べでのあるおかずと言えそうです。
調理時間も大体15分~20分くらい。手軽な部類と言えるでしょう。
感想2:だけども・・・
しかしながら、不遜にもわたくし、実食後にある事を思ってしまいました。
「…パンチが足りん!」
そうです。この料理、オリーブオイルから始まりなすに終わるまで、
動物に由来するうまみが一個も無いのです。
齢30を迎えんとす、働き盛り食べ盛りの男性がチョイスするにはちと物足りないな…
という事で、次回の記事は今回の「坊さんの気絶」レシピをちょっぴりアレンジして、
コクがあって食べ応えが感じられるようにしてみる事としました!
(近々公開します)
それでは、また。
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