【MTG】”サンダー・ジャンクションの無法者”セットで楽しそうなカードを探せ!その2

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皆さん、こんにちは、persheyです。

先日の記事でも紹介したように、4/18にMagic:The Gatheringの新セット、「サンダー・ジャンクションの無法者」が発売されます。

色々新カードを紹介してみましたが、まだまだ楽しそうなカードがあるのでさらに紹介していきます!

さらに、新カードを使ったデッキ案についても紹介できればと思いますので是非見て行ってください。

棘を播くもの、逆棘のビル

まずは上陸持ち2マナクリーチャーのこちらから。上陸はゼンディカーで初登場した能力語ですが、土地が出ること自体はあまり次元が関係ないのでこういう次元でも登場させられるんですね~。それとも領界路が開いたことでゼンディカーのキャラクターがやってきているのかしら。

▲かわいい

何はともあれ能力を見てみましょう。上陸ということで、土地が出るたびに誘発する能力で、好きなクリーチャーに+1/+1カウンターを乗せられます。さらに、5マナで各クリーチャーの+1/+1カウンターを倍にする全体強化能力を持っています。

やはり土地が出るだけで強化できるお手軽な能力が魅力ですね。2マナ2/2のスタッツも悪くありません。しかしながら、通常土地は1ターンに1枚しか置けませんから、そこを何とかしてズルする方法が欲しいところです。例えば、ニューカペナの街角で登場した「基本土地自動フェッチ」シリーズなら1回のセットランドで2回強化できます。

そのほか、「ゼンディカーへの侵攻」も出たときに2枚土地を持ってこれて、さらに裏返った時も自身が土地のためもう一度強化されます。

また、土地を伸ばしたいなら神河で登場した「西の樹の木霊」もかなり良い相棒でしょう。3ターン目まで土地を置いてビル→木霊と出せれば、改善したビルが3/3トランプルとなって3ターン目に殴ってくるわけですから、これを通さないようにブロックするのは結構大変なはず。そうすると、そのターン中にもう1枚上陸出来て、4/4/と3/3トランプル、次のターンに5マナ以上到達、となってかなり強い流れになりそうです。緑単を検討しても良いかもですね。

▲今でも土地コンボには引っ張りだこ
▲都合3枚分強化、防衛値が3と低いのも◎
▲順序良く出せれば3ターン目に4/4と3/3

西の樹の木霊については改善クリーチャーという緩い縛りのため、産業のタイタンの盾カウンターでもトランプルを持たせられるなど、ランプにする理由を持たせられるので、緑単も結構ありなんじゃないかなと個人的には思っています。大ドルイドの魔除けで継戦能力もあるしね。

鉄道の喧嘩屋&宝物庫産まれの暴君

さらに緑のクリーチャーで新顔で活躍しそうなものを2種類ほど紹介します。

まず「鉄道の喧嘩屋」

▲令和のサイは強いんです。

5マナ5/5で十分なスタッツに、到達/トランプルで守りも攻めもイケる常盤木能力。さらに、横に出たクリーチャーのパワー分+1/+1カウンターを乗せる強化能力と、計画能力で出るタイミングを選べるメリットが付いています。盛りだくさん過ぎる。

特筆すべきは計画能力で出るタイミングを選べて、他のクリーチャーを好きなタイミングで強化したり、全体除去をずらせる点なんじゃないかと思います。さらに、+1/+1カウンターを乗せる能力は先述の「西の樹の木霊」と相性抜群。パワー2倍のトランプルはまず攻撃が通るので。

5マナでプレイしてもまあまあ強いので、緑の新たな中心クリーチャーになる気がしています。

さらに、緑系デッキのマナカーブの頂点として期待できるのが宝物庫産まれの暴君。

▲やりすぎだよ君。

7マナ6/6トランプルというボディはもちろん、出たときおよびパワー4以上クリーチャーが1体横に出るたび3点ゲイン1ドローと、生き残ったら大体終わるようになってます。そして生き残らない場合でも、破壊であればもう一度トークンが出るという除去耐性付き。やりすぎ

重めですが、産業のタイタン作業場の戦長と組み合わせると、たくさんドローできそうな気がしています。

▲本体とサイで2ドロー、8点ゲインも可
▲奇襲なら合計3ドロー
▲馬に乗せて終了ステップがカオスなことに

これら2種類が新たに加わったことで、緑としてはかなり強力な派手デッキが組めるんじゃないでしょうか。

負け知らずの精鋭射手、リラー

▲多色なら2倍使えると言ってますね

続いては多色のクリーチャー。3マナ3/3と果敢持ちでスペック自体まあまあですが、やはり能力が強いですね。

手札から多色のインスタントまたはソーサリーを唱えるたびに、呪文を追放して計画するというものです。

要は、「次の自分のターンにもう一度呪文が唱えられる」能力持ちで、単純にアドバンテージが2倍になるので結構エグいと思ってます。ネックなのが「多色」のインスタント・ソーサリーは数が限られるのでは?・・・という点ですが、今のスタンダードでは「ニューカペナの街角」の魔除けサイクルなど含めて、結構数が多いです。

再録した名カード、「稲妻のらせん」なんかも含めて、シンプルに40枚以上存在するのですが、計画能力の肝として、「ソーサリータイミングで、マナコストを支払うことなく唱えても良い」という縛りのみがポイントになります。この条件に合う限り、計画した状態で唱えるのがもともと唱えたインスタント・ソーサリーでなくても良いんですね。

この点を利用するには、カルロフ邸殺人事件で登場した「分割カード」を使うのが一番よいでしょう。(似たような話で出来事/当事者カードもあるんですが、多色の出来事カードはベルーナ・グランドスコール一枚しかないので・・・)

▲果敢で疑似除去+強化
▲アドバンテージは得やすい
▲強化しつつ飛行クロック3点追加
▲除去+こちらのリアニメイト

右側の6マナ呪文を使うためにはもちろん本来6マナ必要ですが、計画したことでこれごと踏み倒すことができます。

今後のセット内容によって強さが変わってきそうなので、いろいろなカードの登場を期待したいですね。

身代わり合成機

続いては「ビッグ・スコア」枠、本来エピローグ・ブースターとして登場するはずだったカード群の中から最近発表された身代わり合成機です。

▲シンプルにトークン生成条件が緩い

CIP能力で占術2を行い、ドローの質を高めてくれるほか、やはり注目すべきは「3マナ以上のアーティファクトが出るたびにクリーチャートークンを出す」能力ですね。スタンダードでも試作クリーチャーなどを利用して3マナでアーティファクトを出す手段はあります。すでにXでも話題になっている使いかただと、「瞬速光線の大隊」がよき相棒になりますね。何らかのコピーとして出るトークンはコピー元のマナコストも持っているので、5マナで2/2が3体と7/7が3体出ることになります。そのほか、2枚目の自分自身を探すのに占術が利用できますし、唱えるのではなく戦場に出ることで誘発するのでイクサラン:失われし洞窟で出ている「作製で変身するアーティファクト群」でも恩恵を受けることが可能です。個人的な好みだと色が合っていて時間稼ぎができる+裏面も優秀な「編まれた網」なんかが好みです。そのほか、同様の能力を持つアーティファクトトークンを増やせる「千の月の鍛冶場」と組み合わせても面白いかもですね。

▲出たときの破壊力抜群
▲足止めとして優秀
▲こちらも裏返れば強力

懲罰者、ケアヴェク&厄介者、ギサ

さて、次に紹介するのは黒いクリーチャー2種類。

ドミナリアからやってきたケアヴェク、イニストラードからやってきたギサです。

▲アメコミ顔すぎるだろ
▲顔が面白い。フラーハウスのDJかよ

どちらも強力な能力を有しています。まずはケアヴェクから。

3マナ3/3のスタッツ自体は普通ですが、悪事を働くたびに墓地の黒いカードを1枚コピーして再利用できる能力を持っています。追放のため2回以上は使えませんが、ハンデスや除去が1:1交換以上となるのは結構脅威なのではないでしょうか。黒のカードなら何でもよいので、一度使ったハンデスを使いまわしてもいいですし、もちろんクリーチャーやプレインズウォーカーも例外ではありません。様々な方法でアドバンテージを稼げると思います。期待の一枚です。(絶望招来が欲しかった。。。)

そしてギサの方ですが、こちらは2マナと2ライフ要求する護法を持ち、スケルトンやゾンビを強化するロード能力を持っています。プラスで、悪事を働く度に2/2のゾンビを2体生成するクロック生成能力を持ちます。

若干ながら除去耐性があるのも良いですが、やはり白眉なのはクロック生成能力ですね。ロード能力と合わせて6点クロックが悪事のおまけについてきます。エグすぎる。威迫なのでブロックされづらいのも良いですね。

往年の名サイクル、基本セット2011の墓所のタイタンを彷彿とさせますね。

5マナ4/4ですぐ仕事しないのは弱い、という意見がありますが2点食らうとはいえシェオルドレッドもそうなので…

双方とも悪事を働くためにハンデスなどを無理やり増量するとバランスが悪いような気がする(とはいえ、ケアヴェクを使っていればアドバンテージ差で勝てそうな気もしますが)ので、もし組み合わせるなら黒単で

「大洞窟のコウモリ」で前方確認しながら悪事を働いたり、「下水王、駆け抜け候」・「墓地の侵入者」など、マナを使うことなく悪事を働くクリーチャーを一緒に採用するのが良さそうですね。

▲十手を持たせても良い
▲ライフゲイン・墓地対策と強力
▲殴らなくても良いのが◎

白黒の形にして、カルロフ邸殺人事件のテイサや今回のセットでリリースされたカンバールなんかも使ったトークンデッキでも面白いかも。

▲トークン&アドバンテージ
▲トークンにドレインが付くのはエグい

再覚醒したジェイス

最後は、本セット2人目のPWとなる再覚醒したジェイスです。前にファイレクシア化して死んでたような・・・?

▲どうやらアショクと関係ありそう

「1セットに1PW」というのが基本方針だったはずなのに早速破られて困惑中ですが、強力な1枚ですね。

+1能力で手札の3マナ以下の呪文を1枚踏み倒すか1枚ルーターなんですが、やはり奥義ですね。自分のすべての呪文がターン終了時までコピーされます。パーマネントでもインスタント・ソーサリーでも良いのはかなり悪いことしそうですね・・・・。魔力変とか唱えてマナ加速とアドバンテージを得たいですね・・・。スタンダードでコピーするなら間の悪い爆発とか、大勝ちとか、家の焼き払いですかね。最近は炎の儀式とかアイレンクラッグの妙技とかのマナ加速がないのがちょっと寂しい。。。

能力が強力な分、唱えられるタイミングには制限があり、基本的に1~3ターン目までは唱えられません。

ただ、これは構築段階で十分対応できる内容かなと思います。妨害を構えながら忠誠度4のPWが出て、さらに次のターンのアクションを増やせるのでかなり使い勝手が良さそうかな、と勝手に思っています。(4点というのが良くて、アグロ相手にも結構な延命になりますしね)

また、さらっと+1能力で手札を1枚踏み倒すことをやっているのですが、これもかなり強力です。テキストの書式上、「重い出来事呪文を踏み倒す」「裏面のコストが重い両面カードを踏み倒す」などが可能であり、スタンダードであれば木苺の使い魔→初めてのお使いが可能ですし、パイオニアなら噓の神、ヴァルキー星界の騙し屋、ティボルトが飛び出してきます。モダンなら各種待機呪文ももちろん対象になります。(マナ総量は0のため)

▲踏み倒しは正義
▲+2で硬さとアドがすごい
▲8点クロックはやばい

ジェイスを使うデッキは青が濃くなりそうなので、同じく青で妨害などと相性の良い「金属の徒党の種子鮫」なんかを計画できると、次ターンにタダでキャスト→優先権渡さずに別呪文を唱えて培養トークン生成軽い呪文なら変身まで可能、みたいな展開があり得ますね。そのほか、点数でみたマナコストが低く、追加コストをかければ効果が出る放題持ち呪文を追放するのもよさそう。(この場合は、種子鮫とはアンチシナジーですが・・・)あとは、奥義でコピーしてもおいしい、忠誠度カウンターを増やせる、という2つの意味でかみ合ってる「実験的占い」「胆液まみれ」「電位の負荷」などの増殖持ち呪文も相方候補です。

▲生き残らせるのが難しい
▲予告全体除去

個人的には、このジェイスが生き残った場合、希望の標、チャンドラの常在型能力と似たような効果を発揮できる&1ターンに唱えられるインスタント・ソーサリー呪文の数を増やせるという特性があるので、ウラブラスクを利用した青赤ストームデッキに採用したいですね。計画持ちのソーサリー・インスタントがほぼないのが今回のセットで残念でしたが、ジェイスがいればインスタント・ソーサリーが全て計画にできる可能性があるので、ウラブラスクの変身条件である1ターンに3回以上唱えることも容易になります(そもそもウラブラスクでマナが増えるのでチェインしやすい)

今後どのように悪さができるのか、楽しみなカードではあります。

おわりに

さて、いろいろ見てきましたが、ここに出てきたカードだけでいろいろな組み合わせが考えられて楽しい上に、「ビッグ・スコア」枠も含めてまだまだヤバい組み合わせ、強い組み合わせがいっぱいあるはずです!

デッキも考えられたら嬉しいなあ。persheyは基本アリーナ専なんですが、もしいいデッキに出会えたら、大会にも出てみたいですね!今のところ、「古のヤギ角」を使った5色ランプ(各種二ヴミゼットやアトラクサ、ロクサーヌも採用)か、新ジェイスとウラブラスクで戦う青赤ストームを組みたいなと思っております。アトラクサで4点ゲインしたりジェイスとチャンドラで滅茶苦茶コピーしたいですね~~~

両方とも、デッキができたら記事書いてみますかね~!

それでは、また。

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