みなさんこんにちは。persheyです。
タイトルの通り、Magic:The Gatheringの新弾である神河:輝ける世界のプレビューが始まりました!
色々なカードが今後紹介されるとは思うんですが、今日だけでも様々な情報が出てきたので見てみましょう!
タミヨウ、完成される
タミヨウとは神河次元出身のプレインズウォーカーで、過去に3回ほどカード化されています。
どれも青に代表される知的な雰囲気を漂わせているとおり、研究者としてのキャラクター付けがされています。
色んな次元を渡り歩いて物語を探しているんですね。
そんな彼女ですが、自分の故郷である神河次元で侵入してきたファイレクシア人であるジン=ギタクシアスと戦いになり、ついにはその手下であるテゼレットにより捉えられてしまいます。
ファイレクシア人の特徴と言えば、血の代わりに油と粘液が流れる、肉と機械の融合生命体であることです。
見た目はただの"黒い油"ですが、触れたものにファイレクシアの情報やデータを強制的に流し込む"汚染"を行う性質を持っています。
汚染して自らの陣営の駒にすることを「完成」と彼らは呼びますが、今までプレインズウォーカーに対しては”灯の力が強すぎて"完成できませんでした。
しかし、今回登場する”現実チップ”と呼ばれるガジェットが、プレインズウォーカーの力と干渉してしまうことで、黒い油の侵入を許してしまったのでしょう。
タミヨウは完成されてしまいました。
+1で戦場のクリーチャーやアーティファクトのアンタップ制限。1枚だけなので盤面を完全に停止させる事は出来ません。-Xでは墓地のパーマネントのコピー。これがメインの能力ですが、使い終わった英雄譚あたりを使いまわすのが主流になりそうです。-7の奥義は、コスト軽減が出来るアーティファクトの生成。カードを引く能力も付いています。
個人的には、奥義はあまり勝利に直結しないので-X能力での使いまわしをメインに据えたPWコントロールが居場所になるんじゃないかなと思います。先述の通り英雄譚もそうですが、PWも使いまわせますからね。
過去の色マナ1つをライフ2点で支払うファイレクシア・マナが"やらかしたメカニズム"として名高い事から、キーワード能力である「完成化」をつけて、ライフで支払った場合に弱体化するようなデザインが好みです。
土地に別の役割を付けたらとっても強いんじゃないですか
また、プレビューの中では「魂力」という、そのカードを捨てる事をコストに含む起動型能力を持つカードが紹介されていたのですが、その中で、伝説の土地に能力を付けたものが紹介されていました。これが強そう。
伝説の土地なので入れすぎても腐るのでは?という意見もありますが、
それは「その土地が場に出る必要がある」場合に限ります。
既に1枚が場に出ている場合、後から引く3枚分についてはセットする事が出来ない”ハズレ”になってしまうのが普通ですが、これらのカードについては魂力によりトークンや置物破壊が出来るので、”微アタリ”と数える事ができ、デッキの質が向上する事になります。
しかも今のところアンタップイン+コスト軽減の可能性があり、かなり汎用性が高くなることが想像されます。青に打消しとか来たらどうしよう…
今のところ、出来る事が多い緑の母聖樹が下環境で暴れそうな気がするので気になっています。
カルドハイムに続いてファイレクシアの法務官が登場
タミヨウの項目で触れたとおり、ファイレクシア人のジン=ギタクシアスが登場します。
彼は汚染されたミラディン次元である「新たなるファイレクシア」の法務官(派閥のボスのようなもの)なのですが、ファイレクシアの勢力を拡大するために他次元への侵食を試みています。このあたりはカルドハイムに登場したヴォリンクレックスと似てますね。そんな彼の能力ですが、エゲツないです。
自分のアーティファクト・インスタント・ソーサリー呪文のコピーと、相手のこれらの呪文の打消しです。各ターン1回ずつしか誘発しませんが、1回誘発すれば十分とも言えます。
ドロー呪文が増やせれば有効札を引き込みやすいですし、強力な能力を持つアーティファクトをコピー出来れば単純に対策カードに対する疑似的な除去耐性になります。
それにこのカードに対して除去を打とうとすると、単体除去でも全体除去でも別の呪文と合わせたコストで対応しなければいけません。しかもその別の呪文は打ち消されるので、かなりのアドバンテージ損になるのではないでしょうか。法務官のフレーバーにふさわしい、強力な能力だと言えますね。
活躍が楽しみですが、マナコストが重く下記のようなリアニメイトが中心で使われるのではないでしょうか。
ピッチスペル(もどき?)がやってきた
さて、ここまでプレインズウォーカーや強力な魂力土地、そして派手な能力の法務官に触れてきましたが、
まだまだ強そうな効果を持つカードが存在していました。ピッチスペルもどきのインスタントです。
いずれも「手札にある同じ色のカードを追放して効果を高められるX呪文」というカードになります。
ピッチスペルの場合は太字の部分が「マナコストを支払わずに」となるわけですが、令和の時代でも流石に許されなさそうですね。
今出ているカードで言うと、白の場合はマナコストがX以下のエンチャント・アーティファクト・クリーチャーの除去ですが、1枚につき2コスト軽減可能。1マナで2マナまで、2マナで4マナ(!)まで対処可能です。
スタンダードの白の万能除去としては「運命的不在」がありますが、相手に手掛かりトークンを与えるという点で、アドバンテージで損する点は共通しています。
しかしながら素で置物系の除去も可能という事で、柔軟性が単純に上がっています。
また、追放をしなくてもXだけである程度強さが担保出来ているのは良いと思います。
赤の場合はX枚掘って追放し、次のターンの終了まで2枚使える衝動的ドロー。1枚につき2コスト軽減可能なので、この場合は1マナで2枚、2マナで4枚見る事が出来ます。
恐らくこのカードが最も効果を発揮するのは「マナスクリュー」の時でしょう。
手札にダブついている高コストのカードを追放して(どうせすぐに使えないので)、2マナで4枚見れば1枚くらいは土地が捲れるという目算で撃っても十分強そうです。
というか、これを打つことを込みにして考えた場合、従来よりもマリガン基準がかなり緩くなるのでは?と思っています。
まだ残り3色分ありそうなサイクルですが、どんな恐ろしいカードが出てくるか、今から戦々恐々としています。
まだまだプレビューウィークは始まったばかり
プレビューはまだまだ始まったばかりですが、初週にしてかなりのボリューム(内容的にも、カードパワー的にも)の物が出てきましたね。
今後のプレビューでも面白いものが出てきたときは、強そうな動きやコンボを考えて記事にしたいと思いますのでご覧になって頂ければと思います。
それでは、また。
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