エラーの解消に向けて
さて、前回の画面で bzip2 is not found. Please install 、と怒られた。
どうやらminimal ISOでインストールしたので導入に必要なパッケージが入っていない
ようだ。centos 7 では yum install <pkg name> でインストールが可能なので、
さっそく実行する。
# yum -y install bzip2 > yum.log 2>&1 (yum.logに出力を記録しながら実行)
# less yum.log
Complete!とのことなので、再び sh /mnt/cdrom/VBoxLinuxAdditions.run を実行。
どうやらまた失敗したようだ。エラーメッセージっぽいものが出ているので
拾うと、target kernel のバージョンに対するKernel headers が見つからない。
という旨のメッセージが。
じゃあkerenel と kernel headers のパッケージについて調べてみよう。
# yum list --showduplicate kernel kernel-headers
そもそもkernel-headers パッケージが入っていないようである。なので、
先ほどと同様に、パッケージを導入してやろう。ついでにkernel-develも入れる。
# yum -y install kernel-headers
# yum -y install kernel-devel
この時、kernel-headersとkernel-develはデフォルトだと最新のものが導入されるので、
それに合わせてkernelのバージョンも変えた方がよさそうだ。update後は再起動する。
# yum -y update kernel
#reboot
起動時にどのkernelで起動するか聞かれるので、新しくした方を選択。
ログイン出来たら、再び先ほどと同様にguest additionsのインストールを実行する。
また違うメッセージに。まだ足りないパッケージがあるらしいので、
gcc、make、perlについても同じようにyum install or updateで 入れてやろう。
そして最後に実行してやると・・・
エラーメッセージが特に出ていないので、恐らく成功しているはず。
VirtualBoxのメニューから”共有フォルダ―”を選び、適当なフォルダを共有させる。
今回はsharedフォルダを共有することにした。
この状態で、/media 配下を見に行くと・・・
見た目上は共有出来ているようなので、適当なファイルでも置いてみようか。
# touch /media/sf_Shared/test.txt
これをWindows側から見ると・・・
と、いうことで無事にguest additions の導入と、共有フォルダの設定が出来たようだ。
振り返り
単純に、minimal ISOでなければ今回のエラーは起こらないように推察する。
エラーの箇所が全てパッケージ不足を示すメッセージばかりなので、恐らく基本的な
パッケージが全部入ったものであればすんなり入るはずだ。
本来クリップボードなどの共有が出来るようになるのもこのguest additions の特徴
なので、ひょっとしたらGUIつきの方が生かせるのかもしれない。
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