みなさんこんにちは。persheyです。
以前もお話しましたが、僕はMTG(Magic:The Gathering)のファンでして、プレイ歴11年になります。
新セットが出るたびにカードプレビューを見てデッキを考えてしまいます。
現実では時間や場所がなくて中々対戦できませんが、まあこれくらいは許してほしい所。
最近では、ゼンディカーの夜明け(ZNR)の発売時、面白そうだったり関連するカードを数枚紹介しました。
そんなMTGですが、この度新セットが2021年2月5日に発売されます!
その名も…『カルドハイム』。
ゼンディカーの夜明けはオリジナルの設定を元にした次元「ゼンディカー」を舞台にしていましたが、
今回のカルドハイムは北欧神話がベースになった次元です。
MTGはたびたび特定の神話や地方をフィーチャーしたセットを作る事があり、これまでも
日本・中国(モンゴル)・エジプト・古代ギリシャなど様々な地域が舞台になって来ました。
(それぞれ神河/タルキール/アモンケット/テーロス)
北欧神話と言えば、ヴァルキリー・プロファイルなど、もろ神話の世界観をメインにしたゲームから、
最近ではおなじみMARVELのマイティ・ソーなどでも馴染みがあるので、日本での人気も高いはず。
そんなカルドハイムですが、2月の発売に向け、ちょくちょくカードが紹介されてきています。
僕は面白い動きが好きな”ジョニー”なので、そんなデッキが組めそうなカードをピックアップしてみました!
Magda, Brazen Outlaw(厚顔の無法者、マグダ)
まずは2マナドワーフのこちらのカード。”踏み倒すカードは悪さをする”ってじっちゃんが言ってました。
・・・それはともかく、細かい解説を。
まず1つ目の”ドワーフ・クリーチャーのパワーを強化する”ロード能力は、2マナとしては結構強い方です。
ドワーフの基本スペックはまだ分かりませんが、コンセプト的には「頑強」「無骨」となるはず。
ややタフネス偏重型のクリーチャーが多そうな種族なので、パワー強化は噛み合っています。
また、カルドハイムではかつてカラデシュ次元でフィーチャーされていた”機体”が再登場するので、
搭乗しやすくなるのも良いシナジーです。
しかし注目すべきは2つ目、3つ目の能力。
”あなたのコントロールするドワーフがタップ状態になる度、宝物トークンを産み出す”
”宝物トークンを5つ生贄に捧げる:アーティファクトかドラゴンカードをサーチして戦場に出す”
ここで冒頭の台詞をもう一度。”踏み倒すカードは悪さをする”、です。
激重アーティファクトを持ってくるのもロマンはあります。
グレートヘンジ(9マナ)や、彩色の宇宙儀(7マナ)など。
色やクリーチャー戦略的にはエンバレスの宝剣ですかね。
ただ、宝物トークンが5つ出る時点でドワーフが大分並んでいるはずなので、
エンバレスの宝剣は比較的素出ししやすく、旨味が無さそう。ドラゴンを出す方が良いのかも?
呼び出す先があまり軽くても意味が無いし、横並びを強化する意味でヴェリュス山の恐怖あたりはどうでしょうか。
カルドハイムのまだ見ぬドラゴンやドワーフのカード群に期待ですね。
Rampage of the Valkyries(戦乙女の猛威)
このカードをしっかり使えるのはヨーリオンの登場でアーキタイプとして成立したエスパースタックス。
基本戦法としては場に出た際に誘発する能力を持つパーマネントを追放・場に戻して使いまわします。
このエンチャントも御多聞に漏れず、場に出るだけで4/4飛行・警戒のクリーチャーが場に出現。
何度も使い回せば盤面が強化されていきます。また、2つ目の能力も繋ぎとして優秀で、
4/4のクリーチャーと相打ち→1:2交換を迫る(実質的に攻撃を抑制する)シーンに加えて、
巨大なクリーチャー1体のみという場では殴れなくなるので、意外と守りに強いカードかもしれません。
単体ではそこまでですが、スタックスを強化するカードとして採用が見込まれます。
またこの他にも新規の多色英雄譚があり、こちらも効果の使いまわしが出来るので期待が高まります。
Pyre of Heroes(英雄たちの送り火)
もう一回言いますが、”踏み倒すカードは悪さをする”です。
効果を簡単に言うと、”場のクリーチャーをサクって、同じ部族のより強いクリーチャーを持ってくる”もの。
このカードはいわゆる出産の殻(新たなるファイレクシア)のリメイク・調整版で、
起動のマナコストが実質重くなり、共通するクリーチャータイプしかサーチしてこれない弱体化となりました。
流石に能力がそのままだと強すぎますからね。さもありなん、です。
ただ、それでも相性のいいカードは現スタンダードでたくさん存在しています。
飛行を持たないクリーチャーに飛行を持たせて蘇らせる光明の繁殖蛾(モスラ)や、
1/1のナイトメアとして生き返らせる悪夢の番人。破壊不能を付与するオーラとして戻ってくる青銅皮ライオン。
(青銅皮ライオンだけは別のクリーチャーが必要ですが)
勿論、出た時仕事をするCIPクリーチャーや、死亡した時に仕事をするPIGクリーチャーでも良いです。
ほぼ万能除去に近いスカイクレイブの亡霊、+1/+1カウンターが乗ったクリーチャーが死んだら大きくなり、最終的に自身と同じサイズのハイドラを生むグラークマウ、出た時にファッティで格闘出来るコグラなんかも面白そうですね。
しかし、これらをフル活用するにはクリーチャータイプの縛りを克服する必要があります。
なんせこれらのクリーチャーは1つも共通のタイプを持っていませんからね。
…そんな時に活躍するのが、多相持ちのクリーチャー。
多相とは”全てのクリーチャータイプを持つ”キーワード能力で、
実はカルドハイムでは多相(Changeling)もフィーチャーされているのです。
これを”つなぎ”として経由する事で、どんなクリーチャーにもつなげる事が出来ます。
多相の戦士(Shapeshifter)だからといって多相持ちとは限りませんが、多相の戦士自体は他の次元にも存在するので、自我の吸収のようなカードを使えるのも若干の追い風か。
ただ毎ターン2マナ払ってするのはやや悠長なので、
カルドハイムでどれだけ有用なCIP・PIGクリーチャーが出てくるかによって、
ポスト出産の殻デッキが環境に存在できるかが決まってきますね。
おわりに
ここまで3枚の夢が広がりそうなカードを見てきました。
カルドハイムの本格的プレビューは1/5からですが、また楽しいデッキが組めそうで今からワクワクしています。
願わくば、コロナが落ち着いてテーブルトップの大会が再開し、MTGの歴史が続いていく事を祈ります。
新しいカードが発表されたらまた別記事にて更新していきますので、お楽しみに。
それでは、また。
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