実は、今年の1月から人知れずダイエットを行っている。
現在は新型コロナウイルスで外出を自粛しがちであり、更に行きつけのジムが閉鎖したこともあって、
体重の減りにはやや鈍化が見られるが、おおむね3ヶ月で - 8.0 kg の減量に成功した。

右手に見える崖のような線がダイエット実施中のものである。
基本的に、1ヶ月に5%以上の体重減少はリバウンドの危険を伴うので、
それなりに健康的な痩せ方と言えるんではないか。目指せ68㎏、いや63㎏。
(25kg痩せる事になるが、これは大体小学2年生の男児と同じくらい。恐ろしいね)
せっかくなので、体重をどうしても減らしたい!という人に向けて、
コツのようなものを書いていきたいと思う。
ポイントその①:有酸素運動は毎日やれ、あまり距離を増やすな

当たり前のことではあるが、脂肪を燃焼させるためには
Inするカロリー量 < Outするカロリー量
の関係を常に保つ必要がある。
人間食わなきゃやってられないので、基礎代謝だけではカロリー消費が追い付かない。
従って普段の活動に加えて運動をする事になるが、このとき筋肉を分解させない必要がある。
無酸素運動は筋肉中の成分をエネルギーにするため、ともすれば筋肉の分解につながる。
従ってやるなら有酸素運動だ。その頻度に関しては毎日やって損が無いと考えている。
筋力トレーニングと異なり、回復スパンが短く、
パフォーマンスの低下もそれほど大きくないからだ。
距離は短すぎるとカロリー消費が少ないが、いきなり10-20kmのランニングは、
自分のように運動不足の諸兄においては絶対に荷が重く続かない。
大事なのは継続して実施出来る事で自信をつけ、走る事に対する心理的障壁を無くすことである。
出来れば時速10kmで距離5km以上、という内容でスモールスタートしていくことを推奨したい。
ポイントその②:とはいいつつも、筋トレは少しずつしろ

ダイエットしはじめで筋肉が無いころに実施しても雀の涙かもしれないが、筋肉量が増えると
それだけ基礎代謝が上がり、走るのも楽になるので筋トレも多少は取り入れる。
このときに気を付けるとすれば、同じ筋肉部位は間を空けて鍛える事。
回復の期間を取る事でより筋肉を増強させるというテクニックが存在する。
どうせジムにいくなら、先に筋トレしてから走ったほうが効果が上がるし、何より「色々やった感」が出る。
ポイントその③:野菜と鶏と魚を噛みすぎるほど噛め

食生活についてもやや意識する事が増えた。
僕は現在育児休業中の身であり、妻の負担を減らすために基本3食すべて僕が作っている。
要は献立の裁量権が僕にあるため、
野菜を中心とした献立にし、タンパク質は魚と鳥肉からとる事が多くなった。
これは価格を下げようという魂胆もあるが、栄養バランス的に同じタンパク質を摂取するときの
脂質の量を抑えるためである。
更に、ごはんにもち麦を混ぜ、千切りキャベツをたくさん食べることで糖質量も削減。
そして一番大事なのが"一口30回噛む"ことである。
これをやるかやらないかで満腹感が全く違うので、ぜひマストで実行してもらいたい。
なんとなく「体にいい事している感」もあって意外と飽きないものである。
親の仇みたいに、ローカロリー食材を噛もう。
ポイントその④:自己肯定感と達成感を大事にしろ(※重要)

正直ここまではよくあるダイエット方法なのだが、大事な部分として特に主張したいのは、
各ポイントを実行し続けることで
「自分は継続する力がある」
という「自己肯定感」につながる感情を持つ事。
そして、
「何かをやり遂げた」
という「達成感」につながる感情を持つ事である。
鋼のメンタルの持ち主でない限り、人間は感情によってパフォーマンスが左右されがちだ。
これは生まれついての物も大きいと思うので、誰もが出来るためには、
小さな事でも意義を見出して、それが出来る自分を褒めるというのが重要になってくる。
どうせ痩せてからしか周りは気づいてくれないので、その間の機嫌は自分でとる、と言うわけだ。
ポイントその⑤:タスクタイプを見極め、分散しろ(※超重要)

最後に、ここが一番重要なポイントなのだが、
自分がマルチタスカ―か、シングルタスカ―かを見極める
事が必要だ。それによって、これまで述べた事の難易度が変わってくる。
ここでいうマルチタスカーとは、
「仕事や趣味など、複数の物事を平行して考えられ、それぞれ優先順位をつける事が出来る」
人を指す。平日はしっかり仕事して、休日や業後は勉強・趣味に打ち込む、と言うタイプの人。
こういう人は身体のリソース分配が上手く、運動に対して気持ちや思考、行動様式を
上手く分散できることが多いので、あまりアドバイスする事はない。
強いて言うなら体調に支障が出るほどは運動するな、と言うぐらい。
問題なのはシングルタスカ―の方で、
「仕事があると趣味が手につかない」とか、「業後に何かやる気力がわかない」
というタイプの人。僕もこちら側の人間だ。
こういう人は、基本的に「目の前に見えてる/結果が見えるものに全力を注いでしまう」ので、
仕事や別の趣味があれば、そちらへリソースを振り向けてしまう。
僕の場合は麻雀だった。
効果が迅速には出づらいダイエットについて考える精神的余裕が無いのである。
どうにかしようとしてもリソースは急には増やず、無理して分配しようとすると別の事に支障が出る。
では、このような人たちはどうすればよいのかと言えば、
「背負うものを出来るだけ無くす」
ことが肝要。
趣味が多いなら趣味をやめる。仕事が大変なら、仕事を減らす。責任ある立場は分散する。
体重を減らすのは自己変革の一種で、一大プロジェクトと言っても良い。
シングルタスカ―にとっては身銭を切る覚悟が必要だ。
僕は育児休業中の身で、育児という家族に対する責任のみを負えばよい立場。
だからこそ、ダイエットに重きを置く事が出来たのだ。
終わりに
ここまで書いてきたが、要するに自分の置かれている状況の見直しと、それに伴うメンタルの改善、
というのがダイエットのコツだと考えている。
痩せたいという人は、一度自らのタスク量を見直し、
きっちりダイエットにリソースを割り振れるよう、調整してみてはどうだろうか。
また僕の中ではダイエットは継続中で、今年中には70㎏台前半まで持っていきたいと考えている。
減った際は逐一このブログにも経過を書いていこうと思うので、その時はまた見てやってほしい。
それでは。
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