皆さんこんばんは。persheyです。
タイトルにあるように、2020年の9月に、Magic:The Gatheringの新セットである
『ゼンディカーの夜明け』(ZENDIKAR RISING)
が発売されます!
僕がギャザを始めたのは浪人中の事ですからもう11年前。
その時のセットが、ちょうどゼンディカー次元を初訪問した時のセットである
「ゼンディカー」「ワールドウェイク」「エルドラージ覚醒」
でした。敵対色フェッチランド、イオナ、精神ジェイス、石鍛冶、超重エルドラージ3体
が登場したロクでもないすごい次元でした。
その後しばらく休止、最近またMTGアリーナ(オンラインMTGプラットフォーム)で復帰したので、
今回のゼンディカー次元再訪は非常に感慨深いですね。
今回は一体どんなメカニズムが出てきて、どんなカードが活躍するのか、今から楽しみです。
さて、そんな「ゼンディカーの夜明け」ですが、既に一部のカードはデザイナー経由で
能力とイラストが発表されているので、性能を見てみましょうか。
新ジェイスはキッカー能力付きの3マナPW
まずはみんな大好き青いPWの鏡映魔導士、ジェイス。
キッカー能力付きの3マナプレインズウォーカーで、追加で2マナ支払って唱えると、
初期忠誠値が低い分身がもう1体出てくるETB(Enter The Battlefield)能力持ちです。
それぞれの起動型能力は
[+1] 占術2を行う。(デッキトップから2枚見て、それぞれを1番上か1番下に好きな順番で戻す)
[±0] カードを1枚引き、公開する。公開したカードのコスト分、忠誠度を減らす。
というものです。
基本は+1から入り、
トップ2枚目に土地置いて忠誠度5で手札のアドを取るか、有効札の早引きをするかの2択。
計5マナで唱えた場合、ETBにスタックで除去されなければコピー側で占術、有効牌を探しに行く。
有効牌あれば本体側でドロー、なければ更に掘るというのがそのターンに出来る。
以降は逆に本体側で占術してコピー側でドローを行うのがよさそう。
ただ、現スタンダードには取り除きという2マナの優秀な除去があるので、
これで除去されるとけっこうテンポ的につらい展開になるかも。
ジェイスを上手く使えるのはどのアーキタイプか
基本的に盤面に触れないPWは弱いと言われていますが、
こいつを活かせるカードやアーキタイプはどのくらいあるのか。
※恐らくこいつ1枚がキーカードになるほどのカードパワーは無いです。
自分で身を守れないのでミッドレンジには入らない。マナコスト4に被弾して死にそうだし。
全体除去などがあるコントロールには入るかもしれないですが、イコリアナーセットや
M21テフェリーのようにルーター+(擬似)除去をこなすメンツを押し退けてまでは入らなさそう。
王家の跡継ぎより忠誠度が低いし。
案外ランプはいいかも。重いカードは結構あるものの、土地が多く被弾確率が多少下がります。
何より5マナで唱えやすく、フィニッシャーまでのアド源かつ避雷針になれて偉い。
ただ、これ自体が盤面に触れないので本当に避雷針にしかならない場合も…。
もう一つは、占術の内容次第で固いまま1ドローできる事に注目したセカンドドローでしょうか。
このアーキタイプは平均マナコストが大きくないので、キッカー抜きで生き残る確率も上がります。
王家の跡継ぎとの差別化ポイントはキッカーコストを支払うことでマナフラ受けかつデッキ掘り
として使えるというところくらいかな。
セカンドドローは大体2マナはジョルレイルで決まりですが、
3マナ圏がウーロ・王家の跡継ぎ・アイレンクラッグの紅蓮術師と大混雑です。
PWにジェイスを採用する場合は同じ3マナ圏ですが土地伸ばしと延命を兼ねられるウーロ、
引いた土地をコストに有効札を引くためのM21テフェリーと一緒に青緑でまとめると良さそう。
この場合、3ターン目ジョルレイル誘発の可能性がかなり上がります。
土地が伸びやすくジェイスをキッカーで唱えられるのが早くなりますし、
テフェリーを引ければウーロの脱出はすぐそこです。
3色にしてアイレンクラッグや王家の跡継ぎを入れるのもありかもしれませんが、多分タップイン
ランドが多くてテンポ×なので、出来るだけ色を絞った方が良いはずです。
新ナヒリは装備品&戦士シナジーの4マナPW
…歴代のナヒリに比べてかなり美形になりましたね。(一番右が今回公開されたナヒリです)
ゼンディカー次元の固有部族である”コー(Kor)"のプレインズウォーカーなので、主役として抜擢
されたようです。能力の方を見ていきましょう。
[+1] 1/1のコー・戦士トークンを出して、場に出ている装備品をタダで付ける。
[-2] デッキトップから6枚見て、装備品か戦士クリーチャーを1枚手札に加える。残りはボトムへ。
[-3] クリーチャーかプレインズウォーカーに、自分の装備品×2のダメージを飛ばす。
新ジェイスとは用途がかなり異なり、自分でトークンを出して身を守る事も可能。それなりに強そう。
+1 能力はそのままトークン生成でボードアドバンテージを取れる能力。忠誠度も5になり固め。
装備品があれば付けられるので、単純な1/1以上のスペックのクリーチャーが準備できそう。
この能力がメインでしょう。
-2 能力は限定的なサーチ。戦士クリーチャーも装備品もカードアドバンテージになりますが、
装備品は(現状は)入れすぎても腐るので、戦士クリーチャー縛りで構成するのが丸いかも。
この能力があるということは、恐らく次のゼンディカーは戦士推しだと思います。
-3 能力は飛ばす先が限定された火力。盤面の除去にも使えますが、装備品が無いと1点にもならない。
ちょっと不安定ですが、どうせ装備品を活かすデッキならそれなりに数は入れるので、
タフネス4まで取れる2枚を目安に置きたいところ。
それか他にやることなければ打ちましょう…と言いたいところですが、
多分装備品を付けた1/1トークン達で守ったり殴ったり、戦士クリーチャーをサーチして追加した方が
強いんじゃないかしら。でもこれだけだと流石に装備品デッキとしては弱くなりそう。
今度のゼンディカーは装備品トークンとかが出るのか??それとも生体武器??
そしたらモダンで純鋼の聖騎士エクイップが始まるのか…??
いやあ…どうなんでしょうね。
ナヒリを上手く使えるのはどのアーキタイプか
さて、ナヒリについてですが、今流行っているアーキタイプには合致しないPWですね。
装備品メインのアーキタイプは無いですし、赤白というカラーリングかつ4マナでは
現在ウィノータガチャが猛威を振るっています。
1マナで救助犬orアルセイド、2マナで急報、3マナで軍勢の戦親分、4ターン目にこいつが
出てきた場合、無抵抗の場合は36枚めくってその中にある人間がついでにたくさん殴ってきます。
勝てるかこんなもん。ドブンじゃなくても似た速度で殴るし、ハクトスなんか出たら泣きますよ。
こっちの方が構築も戦略も簡単ですし、パーツもウィノータと強い人間があればよい。
人気が出るはずです。
なので、ナヒリの運命は恐らくはゼンディカーの夜明けで出る装備品カード群で大きく左右されます。
良い装備品が出なかったらはっきり言ってこの子はおしまいです。殴打頭蓋ばりのやつ。
ただ、装備に対する推しというのは実はエルドレインの王権でもやっていて、
良いカードはいくつかある粒ぞろいな状況なので、良い装備品が出ればかなりガチれるはず。
戦士・騎士イクイップミッドレンジとでもいうんですかね。
思いつくだけでも、熱烈な勇者、エンバレスの宝剣、試合場、影槍…などなど。
特に試合場はキーカードとなりそうです。
多分強い装備品を出すなら装備に制限がかかるか、唱えるのが大変なマナコストだと思うので、
3色土地にカウント出来るのは良い事です。あと影槍は単純にパワーカード。
あとはテーロスにダラコスがいるので、こっちを軸にしたタイプもありうるか。
ただ、一つ気になるのはイコリアの水晶壊しみたいにさらっと強力な装備品をぶち壊してくる
野郎が要るので、そのあたりは物量でカバーしたいところですね。
置物壊し。強い。
最後に
毎回プレビューウィークにこの密度で考察できるかは微妙ですが、やっぱりギャザが好きなので、
ゼンディカーの夜明けの何か面白そうなカードがでる度に記事にしていきたいと思います!
また、そのうちスタンダードのデッキ紹介・構築なんかも取り扱いたいと思っています。
同じようにギャザを遊んでいる人はコメントだったりtwitterなんかで絡んでくださいね!
(twitterアカウント:PCTHENEGATIVE)
それから、ゼンディカーの夜明けのAmazonリンクもここに置いておきます。
それでは。
コメント